未来の歯医者さんに向けて

🦷活動報告|大阪大学 歯学部4年生向け特別講義を行いました
先日、大阪大学歯学部の4年生向けに、特別講義の機会をいただきました。
テーマは「歯科治療におけるデジタル化」。
ただの真面目な話ではなく、学生の皆さんにとって“将来を少し前向きに考えるきっかけ”になればいいなという思いを込めて、
自分自身の学生時代から今に至るまでの「世の中のデジタル進化」と「歯科医療のデジタル化」の両方を、面白おかしく語ってきました。
🕹ファミコン世代から、AI診断の時代へ
自分が学生の頃は、レポートは手書き、連絡手段は掲示板、研究は紙とスライド。
それが今では、スマホでCT画像が見られ、クラウドで治療計画を共有できる時代。
スキャナーで印象を取り、AIが埋入位置を提案してくれる…。
正直、僕が学生だった頃には考えられなかった世界です。
🦷歯科医療も、デジタルでこんなに変わった!
講義では以下のような事例を取り上げ、実際の臨床と絡めて紹介しました:
- 口腔内スキャナーによる型取りの変化(もうあの印象材は使わない?)
- インプラントシミュレーションとガイド手術
- デジタルデンチャーやCAD/CAMクラウンの精度とスピード
- 患者との情報共有や説明の進化(タブレット、3D画像、AI診断支援)
🤔学生の皆さんへ伝えたかったこと
未来はどうなるかわからないけれど、
「変化を怖がらず、使いこなせる歯科医師になってほしい」
そんなメッセージを込めてお話ししました。
講義後、何人かの学生さんが「歯科っておもしろいですね」と笑顔で声をかけてくれたのがとても印象的でした。
教える立場で行ったつもりが、逆にこちらが学ばせてもらった気がします。
✍今後もこうした活動を通じて
未来の歯科医療人たちに、少しでもヒントや刺激を届けられるよう、
今後も教育活動や講演などに取り組んでいきたいと思っています。