フラップレス手術は、歯ぐきを大きく切開せずに、フラップを剥離(歯肉を切開し、骨から開くこと)せずにインプラントを設置する方法です。歯ぐきを開かないため、手術後の痛みや腫れを抑えられることが期待できます。ただし、痛みや腫れの程度には個人差があります。


インプラント手術の基本はフラップを剥離し、骨面を露出させ、目視しながら行います。そしてインプラント設置後、緊密に縫合し止血を確認後に帰宅いただきますが、術後は少なからず出血や歯ぐきの腫れを生じます。
フラップレス手術は骨を直に見ることなくインプラントを設置するため、骨や歯肉のコンディションが良い場合に限られ、安全のためにコンピューターガイド手術が必要になります。日本口腔インプラント学会の治療指針においてもフラップレス手術にはガイド手術が必須とされています。
当クリニックはすべての症例でコンピュータガイド手術を行っているため、骨を直接見なくても、計画した位置にインプラントを入れやすくなります。そのため、骨や歯ぐきの条件が整っている場合には、フラップレス手術を選択しています。
フラップレス手術が行えない場合
骨の幅や量が足りない場合や、歯ぐきの状態によっては、フラップレス手術を行えないことがあります。その場合は、歯ぐきを開いて骨を確認しながら手術を行います。どちらの方法でも、手術後に腫れや痛み、内出血が生じることがあります。
このページの監修
山羽 徹医療法人山羽歯科医院 院長
- 日本口腔インプラント学会 認定専門医(登録番号 第1120号)
- 大阪大学大学院歯学研究科 非常勤講師/博士(歯学)
- 1999年からインプラント治療に取り組む