
インプラントのトラブルについて
インプラントは、失った歯を補う方法のひとつです。ただし、一度入れれば一生使えるというものではありません。インプラントのトラブルは主に力の問題と細菌の問題に分けられます。
力の問題
- 過負荷: インプラントに過度な力がかかると、周囲の骨やインプラント自体がダメージを受ける可能性があります。過負荷は、以下のような原因によって生じることがあります。 噛み合わせの不均衡 夜間の歯ぎしり(ブラキシズム) 固い食物の頻繁な摂取
- インプラントの破損: 強い力が継続的に加わると、インプラントやその構造部分が破損することがあります。
細菌の問題
- インプラント周囲炎: インプラント周囲炎は、インプラントを取り囲む組織の感染症で、歯で言う歯周病にあたります。放置すると、骨の喪失やインプラントの動揺に繋がることがあります。 プラークの蓄積 不適切な口腔衛生 喫煙や全身的な健康問題(糖尿病など)
- インプラントの感染: 手術後に感染が起こると、インプラントが骨と結合しにくくなることがあります。感染が進行すると、インプラントを取り除かざるを得なくなることがあります。
メインテナンスの重要性
インプラントを良い状態で使い続けるため、またトラブルを早く見つけるためには、定期的なメインテナンスが欠かせません。以下の点に注意してください。
- 定期検診: 歯科医師による定期的なチェックアップとプロフェッショナルクリーニングを受けることで、早期に問題を発見し対処することができます。
- 適切な口腔衛生: 日々の歯磨きとフロスの使用により、プラークと細菌の蓄積を防ぎます。
- 健康的な生活習慣: 喫煙を避け、バランスの取れた食事と適度な運動を心がけることで、全身の健康を維持し、インプラントを良い状態に保つ助けになります。
インプラントは、毎日のお手入れと定期的なメインテナンスを続けることで、良い状態を保ちやすくなります。気になることがあれば、早めにご相談ください。
このページの監修
山羽 徹医療法人山羽歯科医院 院長
- 日本口腔インプラント学会 認定専門医(登録番号 第1120号)
- 大阪大学大学院歯学研究科 非常勤講師/博士(歯学)
- 1999年からインプラント治療に取り組む