
2026年9月18日から20日までの3日間、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開かれた、第56回 日本口腔インプラント学会学術大会に参加してきました。
今回のテーマは、「国民から信頼される口腔インプラント治療 ─ 健康寿命延伸に果たすインプラントの役割」。インプラント治療が、ただ歯を補うだけでなく、食べることを支え、全身の健康と人生の質に関わるという視点が、大会全体の柱になっていました。
参加して、あらためて感じたこと
この大会で繰り返し語られていたのは、「説明と同意」と「長期のメインテナンス」の2つでした。
インプラントは、入れた時点がゴールではありません。治療の前にどれだけ丁寧に説明し、ご納得いただけるか。入れたあと、どれだけ長く、お口の状態を見守れるか。ここにこそ、患者さんの信頼がかかっているという内容でした。当院が日々の診療で大切にしていることと、方向が同じであることを確かめられた大会でした。
当院の診療にいかすこと
大会で学んだことを、次の3点で診療に反映していきます。
- 説明の時間を、これまで以上に確保する:治療計画書を使って、費用・期間・リスクを最後までお伝えします。ご自宅でご家族と相談してから決めていただいて構いません。
- メインテナンスを、治療の一部として位置づける:入れたあとの定期検診を、治療と同じ重さでご案内します。
- 医院を挙げて、同じ説明ができるようにする:院長だけでなく、スタッフも同じ内容をご説明できるよう、院内で共有します。
とくに、初診カウンセリングで受付スタッフがお話をうかがう時間は、この「説明と同意」の入口です。歯科医師を前にすると言い出しにくいことも、先にスタッフへお話しいただく。そのための時間として、これからも大切にしていきます。
これからインプラントを考えている方へ
学会で発表される内容は、年々、より精密に、より長期の視点へと移っています。そのぶん、患者さんが知っておくべきことも増えています。
「どの方法が自分に合うのか」「どれくらいもつのか」「途中でやめられるのか」。そうした疑問をお持ちでしたら、まずはご相談ください。学会で得た知識をもとに、お一人ずつに合わせてご説明します。
※ 本記事は、大会の内容と当院の取り組みについての報告です。個々の治療の成果をお約束するものではありません。
このページの監修
山羽 徹医療法人山羽歯科医院 院長
- 日本口腔インプラント学会 認定専門医(登録番号 第1120号)
- 大阪大学大学院歯学研究科 非常勤講師/博士(歯学)
- 1999年からインプラント治療に取り組む